カテゴリー別アーカイブ: お知らせ

「さがみはらバイオガスパワー」プロジェクト、始動します!

このたび、日本フードエコロジーセンター(J.FEC)が中心となって調整を進めてきた、相模原市内におけるバイオガス発電事業化プロジェクトについて、環境省からプレスリリースが発信されました!詳しい内容は下記リンクよりご確認ください。
環境省報道発表資料「神奈川県相模原市バイオガス熱電併給事業への出資決定について」

あわせて、一般社団法人グリーンファイナンス推進機構および株式会社ジャパンインベストメントアドバイザーより出資決定のプレスリリースが発信されています。
こちらについては、それぞれ下記リンクよりご覧ください。
一般社団法人グリーンファイナンス推進機構 リリース
株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー リリース

このプロジェクトの事業主体であるさがみはらバイオガスパワー株式会社(代表取締役:髙橋巧一)には、J.FECおよび上記2社のほか、計5社の出資が決定、予定されています。

発電プラントの稼働後は、J.FECでこれまで受入をお断りしてきた「飼料化に向かない食品残さ」をバイオガス発電用原料に加工し、さがみはらバイオガスパワーへ供給します。

これによって、J.FECでは「飼料化」と「メタン化」という2種類のリサイクル手法に対応できるようになり、これまで以上に食品ロスの資源価値を高める取組が実現します。

さがみはらバイオガスパワーの発電プラントは、J.FECと同じ工業団地内で、道路を挟んで向かい側の敷地を建設予定地として、現在、解体・整地工事が進められています。
発電プラントの着工は2022年5月、2023年4月の試運転開始を経て、2023年度中の本格稼働を目指します。

今後、本プロジェクトについては随時J.FECのホームページなどでお知らせしてまいります。
“『食品ロス』に新たな価値を。”の次なる挑戦に、ぜひご期待ください!

一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和2年度)の調査結果が公表されました!

環境省より、令和2年度の一般廃棄物処理(ごみ及びし尿)の排出及び処理状況等についての調査結果が公表されました。

一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和2年度)について

一般廃棄物処理事業実態調査の結果(令和2年度)について

全国の市町村などにおけるごみの排出量やその処理に係る状況がまとめられており、弊社から発信している情報はこの結果も参考に作成しています。
以下、一部を選出しています。

〇一般廃棄物の総排出量  4,167 万トン(前年比 97.4 %)
・生活系ごみ排出量   3,002 万トン(約 72 %)

〇一般廃棄物処理経費   21,290 億円(前年比 101.9 %)
・国民一人あたり換算  16,800 円

数字やグラフで見ることで改めて実感することもあるかと思いますので、どうぞご参照ください。

第4回「アメリカで沖縄の未来を考える」で弊社工場を視察いただきました!

3月22日から24日に開催された、外務省による 第4回「アメリカで沖縄の未来を考える」(TOFU:Think of Okinawa’s Future in the United States)プログラムの中で、弊社工場をオンラインで視察いただきました!

このプログラムは、沖縄の未来を担う高校生・大学生を米国に派遣し、意見交換、各種視察を通じて英語力向上や多様な分野の教育を目的に実施されたものです。
例年は実際に米国にて行われますが、今回は新型コロナウイルスの流行を考慮しオンラインで実施されました。

第4回「アメリカで沖縄の未来を考える」(TOFU)プログラム

オンライン視察は23日に行われ、弊社工場での作業の流れや搬入される食品をご見学いただき、弊社事業とSDGsとの関わりや食品ロス問題などについて説明したのち、弊社代表髙橋による質疑応答を行いました。参加された学生さん達からは、非常に多様で本質を突いたご質問を数多くいただきました。

今後を担う皆様の活躍を、弊社一同楽しみにしています!

新年のご挨拶

平素は格別のご愛顧を賜り深謝いたします。

昨年は新型コロナウイルスの影響が継続し、変異株の出現等も報じられる中、弊社も引き続き様々な対策を迫られる一年となりました。
飼料の製造時や出荷時だけでなく、弊社の事業を知っていただくための工場見学やイベントにおいても手探りの面が多くなり、刻々状況が変化する難しい日々であったと感じています。

こうした中で「新しい生活様式」に対応するため、弊社ではオンライン工場見学の開催や空気清浄機の導入、出勤方法の変更等、多くの取組みを行いながら業務を実施いたしました。
また飼料製造の面でも、より厳格になった加熱基準に対応するためのプラント改修工事を完了し、これまで以上に安全・安心な食品リサイクルを実現する体制を整えることができました。
コロナ禍の中でもこうした一歩ずつが企業価値の向上につながると考え、歩みを止めないように努めたく存じます。

弊社はこれからも「『食品ロス』に、新たな価値を」を合言葉に、食品ロスの削減・有効活用と良質な豚肉をつなげるリサイクルの環=リサイクルループの構築に取り組んでまいります。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

10月は「食品ロス削減月間」です

10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」です。

日本では、本来食べられるのに捨てられてしまう食品=食品ロスが、平成30年度に年間600万トン(推計)発生しています。
これは、国民1人当たりに換算すると、毎日おにぎり1個(約130g)を捨てている計算です。
一方で、家計における食費の割合は4分の1以上を占めています。日本は、多くの食料を海外から輸入しているなか、たくさんの食べものを捨てていることになります。

このような状況を打開するため令和元年10月に施行された「食品ロス削減推進法」において、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められ、農水省、環境省、消費者庁が連携して様々なキャンペーンが展開されています。
その詳細は消費者庁ホームページにまとめられていますので、下記よりご参照ください。
https://www.no-foodloss.caa.go.jp/index.html

“『食品ロス』に新たな価値を”を合言葉に、日本の食品ロス問題解決に取り組む先駆者として、これからもJ.FECは走り続けます。

皆様もこの機会に、改めて「食品ロス」について考えてみませんか?

中川西中学校の生徒様から、出張授業の感想をいただきました!

7月8日に出張授業という形でお話しさせていただいた横浜市立中川西中学校の生徒様より、当日の感想をいただきました!
掲載の許可をいただきましたので、以下に転記いたします。たくさん書いていただいた中の一部となってしまいますが、よろしければぜひご覧ください。


・家庭で出されたゴミや、お客の食べ残しなどは豚のえさにはできないことを初めて知りました。いくら一つの家が気を付けていても、他の家が気を付けていなければ「この家族だけ」とリサイクルすることはできないので、やっぱりゴミを出さないように工夫をすることが大切だと思いました。

・『人間が食べられないものは豚も食べられない』ということを初めて知り、豚の内臓が人間と似ているということを学びました!! その日の夜ご飯では残りそうだったので、少し頑張って食べました!!

・食品ロスを減らすだけでなく、豚さんのことも考えてえさを作っていると知り、まさに一石二鳥だと思ったし、利益もあると聞いて、うまくループができているのだなと思いました。お話にもありました通り、自分にできることを実行することで食品ロス削減に貢献したいと思います。

・今できることを今から、とおっしゃっていたので、私も家に帰って、もっと食品ロスを減らせる場所がないか探してみました。すると、にんじんの皮を多くむくなど減らせるのに減らしていないロスが多く、食品ロス、というのを遠い存在だと思わず、自分たちで改善する努力をするべきだと思いました。

・今回の講話を聴いて、どうして食品ロスを減らす活動にブタが使われているかの理由を初めて知りました。あと、買い物に行くときに、かいすぎない、作りすぎないなど自分たちにも出来る内容を話してくれていて分かりやすかったし、これからやっていこうと思いました。

・食品ロスは自分が思っていたよりも多く、処理が難しそうだった。しかしぶたのえさにすることで、食品のリサイクルができるようになっていた。作業も普通の工場のように機械で行うのでよりスムーズになっていて、さらに障がいのある人にも手伝ってもらっていて、工夫次第では日本の課題を解決するためにたくさん働くことができることを知った。

・食品ロスの対策を積極的に行っていて、すごいなと思いました。食品ロスが増えることで、焼却費などもかかりいろいろな面で問題が生じることを知って、今までよりも食品ロスの対策を意識して生活していこうと思いました。

・今からできることからすればいい、という言葉が記憶に残りました。難しいことをするのではなく、自分ができることを続かせて、少しでも食品ロスを減らしていけるようにがんばろうと思います。


以上となります。
当日とても真剣にお話を聞いてくださっていたことを改めて感じますし、またその際に思ったことをこうして伝えていただけることはとても嬉しく、励みになります。
中川西中学校の皆様、本当にありがとうございました!

世界アルツハイマー月間と「助けられ王国さがみはら2021」のご紹介

毎年9月21日は「国際アルツハイマー病協会」(ADI)と世界保健機関(WHO)が制定する「世界アルツハイマーデー」です。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、認知症への理解を呼び掛けるなど様々な取り組みを行っています。

弊社の所在地である相模原市でも認知症関連団体が「助けられ王国さがみはら2021」と題し、様々な活動が行われています。
詳細は下記の特設ホームページをご覧ください。

特設ホームページ→https://www.tasukerare-sagami.com/

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」は、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓いました。
誰もがいつかは高齢者となります。障がいをもったり認知症と診断されたりする可能性も、すべての人にあるものです。
だからこそ私たちJ.FECは「第2回ジャパンSDGsアワード」を受賞した企業として、食品リサイクル事業を行う中で高齢者雇用や障がい者就労支援施設との協働に力を入れるなど、誰もが社会とかかわりながら心地よく住み続けられる環境づくりに取り組んでいます。

「『食品ロス』に、新たな価値を」を合言葉に、関わってくださった全ての人に喜んでいただけるような企業を目指して。
J.FECはこれからも歩み続けます。

工場塗装進行中!

加熱基準変更に伴うプラントのリニューアルはほとんど終了しましたが、周辺作業はまだ少し残っています。
それと、工場自体も稼働からそれなりの年月が経って、壁や梁など汚れが目立つところもちらほら……。

というわけで、弊社スタッフによるペンキ塗り作業が進行中です!
今日は飼料製造課の主任と営業部の新人、それから事業部の課長がヘルプに来てくれています。ほかの日だと営業部の次長がかなり活躍していたり。

私はというと、正直あまり役に立たない今日は脚立の数が足りないので、せめてもの応援として写真を撮影してみました。
以下、スタッフの奮闘ぶりをご覧ください!

 

塗ったところはとてもキレイ

 

もう一段下がりましょう…

 

なかなか決まってます

新入社員、頑張ってます!

プラント工事を終えたJ.FECに、この4月から2名の新入社員が加わりました。
ひとりは中途のYさん(男性)、もうひとりは新卒のKさん(女性)です。
先月は入社式に加え、盛大な歓迎会がありました(当社比)。こういう状況なので密にならないよう席の間を空けて……となってしまうのが残念ですね。

会社の近くのお店にて

Yさんは飼料・原料運搬課、Kさんは営業部の配属となりました。
二人ともすでにバリバリ活躍中です!
5月に入り少し疲れも出てくるタイミングですが、体調に気を付けて頑張ってほしいと思います!

現場入りする営業部新人の図

プラントリニューアル中!(通常稼働しています)

4月1日から施行される新加熱処理基準に対応するため、現在、プラントリニューアル絶賛工事中です。
これはASF(アフリカ豚熱)、CSF(豚熱)対策として、タンパクに触れる可能性ある食品を利用したエコフィード は全て90℃60分以上の加熱が必要と言う飼料安全法改正に則ったリニューアル工事です。
弊社は15年間休みなく稼働させてきましたので、今回も通常稼働を続けながらの大工事です。
弊社スタッフも溶接や配管工事等は自ら取り組み、技術向上に繋げていこうと頑張っています!

ボイラー設備の調整中

 

新設の冷却保管タンク

 

配管の調整中

 

熱交換器とホールディングタンク

 

最終チェック中