現在、世界の人口は80億人を超えたと言われています。
一方で、飢餓で苦しんでいる人口も約8億人と言われており、世界の人口の約10%を占めています。
さらに、先進国の食料を大量に確保するため、様々な国で森林破壊、地下水の枯渇等の多くの環境破壊が引き起こされています。
このような状況の中、世界では生産量の約1/3にあたる年間13億tもの大量の食品を廃棄し、日本国内だけでも年間約2,000万tが廃棄物として処理され、その多くが私たちの税金を使って焼却炉で燃やされているのです。それも1t燃やすために4~5万円のコストを掛けて・・・。
これらの矛盾を少しでも解決し、「もったいない」という日本の文化を尊重しながら、社会の中に食の循環を構築していくことが私どもの使命と考えています。
日本フードエコロジーセンターは、旧小田急フードエコロジーセンターの時代から、フード・リサイクル分野のパイオニアとして、処理過程で使うエネルギーにまで配慮し、できあがった再生資源を製品化、ブランド化し、広く流通させるところまでをトータルに支えるサービスを展開してまいりました。具体的には、食品廃棄物を独自の技術で殺菌、発酵処理し、液体状の飼料(FE飼料)を製造することで、関東近郊の180以上の食品排出事業所と契約し、10戸以上の養豚事業者へ飼料を供給しています。さらに私どものFE飼料で肥育した豚を大手スーパー等でブランド肉として販売し、食品排出事業者と生産者が継続的な取り組みができるようリサイクルループ構築のサポートを行っています。
おかげさまで、国内をはじめ、海外など多くのメディアからも取り上げていただいております。
今後は、さらにこれらの取り組みをステップアップさせると共に、各地域に根ざした食の循環構築を、日本全国、また、世界に広めていくことにより、持続可能な社会の実現へ貢献できるよう、努力していく所存です。皆様の暖かいご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 髙橋 巧一
1967年 神奈川県生まれ。
1992年 日本大学生物資源科学部獣医学科卒。同年獣医師免許取得。
経営コンサルティング会社、環境ベンチャー、株式会社小田急ビルサービス環境事業部顧問を経て、
現在、株式会社日本フードエコロジーセンター代表。
1998年 | 農水省 未利用資源飼料化推進委員会 専門委員 |
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2006~2007年 | 川崎市生ごみリサイクル推進委員会 委員 |
2008年 | 第6回産学官連携功労者表彰「農林水産大臣賞」受賞 |
2008年 | 日本大学「生物資源科学部学部長賞」受賞 |
2008~2009年 | 農水省 バイオマス利活用技術情報提供検討委員会 委員 |
2010年 | 農水省 エコフィード利用畜産物認証制度検討委員会 委員 |
2017年 | G7協調行動ワークショップ(独・ベルリン)、国連ハイレベル政治フォーラム(米・ニューヨーク)にて取組発表 |
2018年 | 環境省 中央環境審議会 委員 |
2022年 | 一般社団法人 全国食品リサイクル連合会 副会長 |