皆さんは「エコフィード」や食品リサイクルについて、どのくらいご存知でしょうか? なんとなく環境に優しそうな言葉ですが、案外知らないことも多いのではないかと思います。
ここでは、お客様からいただくご質問などを参考に、「これは気になる!」というような内容をQ&A形式でまとめています。よろしければご覧ください。
なお、下記のサイトも参考になりますのでご紹介しておきます。
エコフィードとは、環境の「エコ(eco)」と飼料を意味する「フィード(feed)」を併せた言葉で、食品廃棄物を利用して製造された家畜用飼料のことです。
日本フードエコロジーセンターでは、多様な食品廃棄物を分別・破砕・殺菌・発酵処理して、「液体状の飼料(リキッド発酵飼料)」を製造しています。
乳酸発酵により保存性が高まるほか、水分の多い食品廃棄物も乾燥させずにそのまま活用することができます。
ここでいう食品廃棄物とは、食品工場の製造ロス(ex. 弁当工場で使われず余ってしまったご飯)や、スーパー・コンビニなどの小売店で発生する売れ残り(ex. 賞味期限切れのパン、野菜くず)などのことです。
家庭から出る生ごみや飲食店から出る食べ残しなども法律上は「食品廃棄物等」に該当しますが、当社の製造するエコフィードには一切使われていません。
飼料の安全性については専門機関による成分分析を行っているほか、工場で選別を徹底し、異物の混入が生じないよう対策を講じております。
また、液体であるエコフィードは使用時に粉じんが発生しません。そのため豚の肺炎等の疾病率が下がり、抗生物質等の使用を抑えることができます。
これにより、安全で健康的な豚肉を提供できるのです。
現在、日本では年間2000万トン超の食品廃棄物等が発生しており、焼却炉で燃やされている廃棄物のうちのおよそ半数を食品廃棄物が占めています。
当社ではこの食品廃棄物をエコフィードに有効利用することで焼却に必要な石油などの消費量を減らし、また焼却時に発生するCO2を削減するなど、ごみ処理問題の解決に寄与しています。
廃棄物を焼却処理するには、1トンにつき約4万円~5万円のコストがかかります。そしてその半分以上は皆さんの税金によって賄われている状況です。
これに対し、エコフィードを製造する場合は焼却の必要がないのでコストが大きく軽減され、処理費や飼料代を安価にできます。ですから食品関連事業者の方や養豚事業者の方、もちろん納税者である一般消費者の方にとっても、より負担が少なくなるといえます。
エコフィードで育った豚は、筋繊維のきめが細かくとてもやわらかい肉質です。またオレイン酸等、健康に有用な不飽和脂肪酸が多いため、脂の甘さが味わえると同時にコレステロール値が低くヘルシーです。
複数のブランド豚肉が当社のエコフィードから生まれています。
「優とん」はOdakyu OX様の店舗、旨香豚は(株)エコス様の店舗で、それぞれお買い上げいただけます。
また「優とん」を使った商品は(株)小田急百貨店様のお中元・お歳暮としてもラインアップされています。
さらに、契約事業者様が生産した豚肉を各地の直売所や飲食店などでご購入・お召し上がりいただくことも可能です。
詳しくはブランド・商品紹介をご参照ください。
弊社では工場見学を随時受け付けております。質疑応答の時間等も設けさせていただいていますので、見学をご希望の方はこちらをご覧になっていただき、お問い合わせフォームにてお申込みください。