『入構時の消毒について』
みなさん、こんにちは! J.FECの“ T ”です。実に半年ぶりの更新ですが、そこは何事もなかったかのように流して、今回は入構時の消毒について書いてみたいと思います。
J.FECはご存知の通り、余ってしまった食品(「食品残さ」といいます)を原料にして豚用の飼料を作っている会社です。その飼料を食べて育った豚肉を安全・安心なものにするため、私たちは色々な点に注意をしています。たとえば、食品残さを新鮮なうちに工場に持ってきてもらい、新鮮なうちに処理をして質の良い飼料を作ることがひとつ。それから、環境の中に存在する様々な微生物やウイルスを把握し、そこから悪い影響を受けないように対策するということもひとつ。今回お話しするのは、後者に関することになります。
私たちの工場には、見学やお仕事などで、多くの方がいらっしゃいます。その方々にお願いしているのが足元の消毒です。私たちが履いている靴には泥やほこりなどと一緒に、豚や飼料に悪い影響を与えてしまう微生物やウイルスが付いていることがあるので、これを落としていただくことが必要なのですね。
では実際にどのように消毒をしているかというと、
このような踏み込み式の消毒槽を工場入り口に置いて、入構される方に踏んでいただいています。中には消毒液に浸ったマットが敷いてあり、靴の泥を落としていただいた後でマットを踏むことで消毒ができるわけです。
ただ、この消毒液も時間が経ったり有機物が混ざったりすると効果が落ちますので、定期的に交換しなければなりません。
消毒槽のマットを外して、きれいに洗ったところです。靴底の砂などがどうしても入ってしまうんですよね。
次に、消毒槽にマットを戻して新しい消毒液を入れます。こんなふうに希釈した消毒液が常に用意してあって、いつでも使えるようになっています。
ちなみに飼料を届けた後のタンクローリーもこの消毒液を使って消毒を行います。様々な細菌やウイルスに効果のある優れものです。
こうしてきれいにした消毒槽を、また元の場所に戻せば完成です。
以上、工場に入る際の消毒のお話でした。いかがだったでしょうか?
おいでいただく方には面倒をおかけしているのですが、こういったところをしっかり行うことが安全・安心につながるのだと思っています。申し訳ないのですがご協力の程、とこの場を借りてお伝えします。もちろん現場でも直接お伝えはしているのですが(笑)。
それでは今日はこのあたりで。ご覧いただきありがとうございました!