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成分分析について

12月 26, 2015

by — Posted in お知らせ, 業務紹介

『成分分析について』

 

みなさん、こんにちは! J.FECの ” T ” です。いよいよ今年も押し迫ってきましたが、大掃除などはされたでしょうか? 私たちの工場では普段の清掃に加えてささやかながら窓をピカピカにし、用具置き場のホコリを払ったりしました。新年を迎える準備が少しずつできてきたかな……という感じですね。
ちなみに食品残さの受け入れという業務は、意外と季節感のあるものです。今の時期で言えば、冬至の頃にはカボチャがたくさん来ますし、クリスマスを過ぎるとケーキが入ってきたりします。私も今年の冬至は昼にカボチャの煮つけを食べ、翌日の午後は工場でカボチャの種を取っていました(固いため、機械の刃に良くない)。なかなか厄介な作業ですが、風情があるといえばあるかもしれません(笑)。

 

工場も少し年末の雰囲気
工場も少し年末の雰囲気

 

さて、今回は「成分分析」についてお話ししたいと思います。
上でカボチャやケーキを挙げたように、この工場では様々な食品を受け入れていますが、食べ物の栄養分は種類によって様々ですよね。こういった食べ物や飼料にどんな栄養素がどれくらい入っているのか、ということを調べるのが「成分分析」です。そして実はJ.FECでは、工場で製造するエコフィード(液体飼料)だけでなく、受け入れている食品についても専門機関に依頼していろいろな成分の分析を行っているのです。

 

こんな形で報告されます
こんな形で報告されます

 

「出来上がった飼料の成分だけ分析すればいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、飼料というのは毎日豚に食べさせるものですから、製造するエコフィードの成分が安定したものでないと豚の成長に影響が出てしまいます。そしてエコフィードの成分は原料である食品残さに影響されますから、安定した成分のエコフィードを継続して製造するためには、受け入れている食品の成分を把握することがどうしても必要になってくるのです。
そこで私たちは食品残さの種類ごとに分析をし、そのデータをもとに量や種類などを調整して、エコフィードの栄養バランスが安定するような受け入れ態勢を取っています。こうして安全なだけでなく、栄養満点のおいしいエコフィードの出来上がり、というわけですね。

今回は食品の「成分分析」についてご紹介しましたが、近いうちに今度はエコフィードの成分分析についてもご紹介する予定です。こうやって作っているエサを食べて育った豚なら安心だな、と皆さんに思っていただけるようこれからも頑張っていきたいと思っています。

それでは今日はこのあたりで。ご覧いただきありがとうございました!